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EAJS出版賞


EAJSの国際的な認知度を高め、会員の研究成果にスポットをあてるため、当協会はEAJS出版賞を新たに創設しました。

三年に一度、EAJSから日本研究の優れた書籍(単著)に対してEAJS出版賞が贈られます。会員は、国際会議開催前の過去3年の間にヨーロッパ内の全言語で出版された書籍(単著)を推薦することが出来ます。推薦には、英語で書かれた2ページの要旨と該当著作3部をEAJS事務局までご送付下さい。受賞者は年次会合で発表されます。

選考方法および選考委員会
EAJS理事会が指名しEAJS現会長が議長を務める、学識豊かな研究者であるEAJS会員約5名からなる選考委員会が、どの書籍(単著)にEAJS出版賞を贈呈するかを決定します。

条件
1.著者はEAJS会員であること。
2.著者はヨーロッパの研究機関に勤務しているか、ヨーロッパの国籍を持つこと。
3.書籍(単著)は2008年4月1日以降2011年3月31日までに出版されたものであること。
4.ヨーロッパの国籍を持たない場合は、ヨーロッパの大学で学位を取得していること。

次回の締め切り:2011年4月1日


2008年出版賞

EAJS理事会は2008年のEAJS出版賞の候補作10点を審査し、次の著作に贈呈することに決定しました。

Susanne Formanek(スザンネ・フォルマネク): Die "böse Alte" in der japanischen Populärkultur der Edo-Zeit. Die Feindvalenz und ihr soziales Umfeld 『江戸時代の民衆文化における「老婆」。憎まれ者とそれを取り巻く社会』。Wien: Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften 出版社、2005年。

スザンネ・フォルマネクは、江戸時代から現代までの日本における「老婆」像の歴史を研究しています。ジェンダーや高齢者、家族制度の変化といった現代社会の変化が人々に及ぼす影響は甚大なものです。著者は「老婆」像が生み出されたプロセスを明らかにし、その社会的背景に批判的な評価を下しています。非常に想像力豊かで、テーマ素材を独創的に生かした著作です。

EAJSはウィーン在住の受賞者スザンネ・フォルマネク氏を、次回のEAJS国際会議にご招待いたします。

次点作は以下の二点です。

Kristina Iwata-Weickgenannt(クリスティーナ・岩田=ヴァイクゲナント): Alles nur Theater? Gender und Ethnizität bei der japanischkoreanischen Autorin Yū Miri 『どっちにしたってお芝居?「在日」人作家柳美里の作品世界におけるジェンダーとエスニシティ』。München: iudicium 出版社、2008年。

Thomas Feldhoff(トーマス・フェルトホフ): Bau-Lobbyismus in Japan. Institutionelle Grundlagen – Akteursnetzwerke – Raumwirksamkeit 『日本の建築ロビー活動 その基本制度−活動家ネットワーク−影響範囲』。Dortmund: Dortmunder Vertrieb für Bau- und Planungsliteratur 出版社、2005年。




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